Triumph
1902年に設立されたトライアンフモータサイクルズが、1990年のブランド復活以来、100万台のモーターサイクルを製造するという歴史的な節目を迎えた。100万台目のトライアンフはヒンクレーのトライアンフ本社にて、CEOのニック・ブロアーによって発表。この100万台目のトライアンフは、Tiger 900 Rally Proをベースにした、ワンオフのカスタムペイントモデルとなる。【写真】100万台目のトライアンフのためだけに、特別に施されたカスタムペイント洗練されたシルバーのカスタムペイントと100万台目のグラフィックが施されたこの特別なモーターサイクルは、今年のNECで開催されるモーターサイクル・ライブのトライアンフのブースに展示され、さらにトライアンフのファクトリー・ビジター・エクスペリエンス*内で開催される、120周年記念展示に特別展示されるという。トライアンフのニック・ブロアーCEOは以下のようにコメントした。「トライアンフの全社員が、トライアンフの歴史における重要な瞬間の達成に貢献できたことを非常に誇りに思っています。1990年のケルンで英国デザインのモーターサイクルとしてトライアンフを再スタートさせてから31年間、私たちは世界中のファンと多くの素晴らしい瞬間を共有してきました。TTチャンピオンズアリーナへの復帰から、Moto2へのエンジン供給パートナーシップによるMotoGPパドックへの進出、世界最大のライディングイベントであるディスティングイッシュト・ジェントルマンズ・ライドでの健康と福祉のためのサポートなど、数え上げればきりがありません。トライアンフの成功は、常にライダーと共有する情熱と献身から生まれています」「昨年は私達にとって困難な年でしたが、この情熱と献身こそが新しいカテゴリーへの参入となったTrident 660やTiger Sport 660を成功させるなど、トライアンフをさらなる高みへと導きました」「過去30年間トライアンフは、この誇り高き英国ブランドの知名度を高めるために、社員、パートナー、そしてデザイン、エンジニアリング、製造能力への持続的かつ多額の投資を続けてきました。その結果、英国と世界の両方で活躍する人材への投資と、完璧なモーターサイクルを提供するためにライダーと共有する情熱が、ブランドを力強く成長させ、ブランドの持つ120年の歴史の中で最も成功した年となりました」「これから先、私たちはブランドをさらに高いレベルに引き上げることを約束します。それは近日発売予定の新型タイガー1200、新しい競技用MXおよびエンデューロ モーターサイクル、さらにバジャイ社との戦略的パートナーシップによる小型バイクの製造など、トライアンフと世界中のファンの未来は、過去30年間と同様にエキサイティングで豊かなものになると言えるでしょう」2022年に120周年を迎えるトライアンフは、英国を代表するモーターサイクルブランドである。最初の量産型トライアンフモーターサイクルが発売されたのは1902年4月のこと。以来、トライアンフは伝説的なモーターサイクルを生み出し、今日のモーターサイクルの世界を形成する上で重要な役割を果たしてきた。トライアンフの近代化は1990年に始まった。完全オリジナルのモーターサイクルとして、ヒンクリーにある最新の工場で設計・製造されたモーターサイクルである。その後30年以上にわたり、トライアンフは57カ国、700店以上の国際的なネットワークを通じ、過去のどの時代よりも多くのモーターサイクルを製造、販売している。現在、トライアンフは5つの製造拠点で事業を展開しているが、そのすべてがレスターシャー州ヒンクレーのグローバル本社によって管理・指揮されており、すべてのトライアンフが社内のチームによってトライアンフ デザインセンターで構想、試作、テストされている。そしてヒンクリーの製造インフラに最近加わったのは、まったく新しい英国の組立工場だ。これは、トライアンフのグローバルな製造の柔軟性を強化し、数百万ポンド規模の既存の塗装工場と試作施設を補完するために建設されたものである。2018年にオープンしたヒンクレーのトライアンフのファクトリー・ビジター・エクスペリエンス*では、トライアンフの製造技術に触れることができるだけでなく、英国を代表する企業として、モーターサイクルの過去から現在までの最重要なコレクションを展示。120周年を祝うため、2022年1月から、トライアンフは世界中のファンを招待し、年間を通じて一連のストーリー、ミートアップ、特別イベントを開催するという。 その詳細は年明けに発表される予定となっている。*トライアンフ ファクトリー・ビジター・エクスペリエンスは、イギリスのヒンクレーにあるトライアンフ本社にあり、水曜から日曜の毎日、10時~16時30分まで無料にて営業。
Octane Japan 編集部