健康的なダイエット

人生100年時代、働く60代男性の9割以上が「元気なうちは働きたい」。仕事は健康維持や生きがいなど人生をより良く生きる手段の一つ。<花王 生活者研究センター調べ> 企業リリース | 日刊工業新聞 電子版

人生100年時代、働く60代男性の9割以上が「元気なうちは働きたい」。仕事は健康維持や生きがいなど人生をより良く生きる手段の一つ。<花王 生活者研究センター調べ>

(2018/11/7)

カテゴリ:調査レポート

リリース発行企業:花王株式会社(花王MKニュース)

 日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超え、100年生きることを想定した「人生100年時代」に向けた議論も始まっています。こうした超高齢社会の進行、さらには少子化による労働力人口の減少を背景に、2013年には65歳までの安定した雇用確保が企業に義務付けられ、総務省「労働力調査」(平成29年平均)では、すでに男性の就業率は60代後半でも5割を超えています。 花王株式会社「生活者研究センター」(※1)では、60歳以降も「働く」という選択肢が一般的になった今、現在働いている60代男性たちの仕事への意欲や働き続ける理由などを調査。その結果、50代までとの働き方や時間の使い方の変化、そして、家族やこれからの人生へのおもいが見えてきました。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――【主な調査結果のポイント】●働く60代男性の9割以上が「年齢に関係なく、元気なうちは働きたい」●60代前半では「生活維持のため」、60代後半では「健康のため」「人との交流」が働く理由●仕事は自分のペースで、家族との時間も自分の時間も大切にしていきたい―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――●働く60代男性の9割以上が「年齢に関係なく、元気なうちは働きたい」 日本老年学会は2015年の声明で「最新データでは高齢者の身体機能や知的能力は年々若返る傾向にあり、現在の高齢者は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると想定される。」と発表しました※。かつて60歳は現役引退の節目とされていましたが、現在働いている60代男性たちの9割以上が「年齢に関係なく、元気なうちは働きたい」と回答しています。60代後半では8割以上が70代になっても働きたいと思っていました。※ 第29回日本老年学会総会 シンポジウム1「高齢者に関する定義の再検討―老年学会・老年医学会WGの議論をふまえて」(2015年6月)●60代前半では「生活維持のため」、60代後半では「健康のため」「人との交流」が働く理由 働く60代男性たちの「仕事をしている理由」は、60代前半では「生活維持のため」が7割以上と多数ですが、年金支給開始年齢の65歳を境に「健康のため」「規則正しい生活ができる」「人との交流ができる」が増え、「生活維持のため」は約5割に減少しています。年齢とともに教育費や住宅ローンなどの負担が軽くなることも背景にあると思われます。訪問インタビューでも、収入が年金だけで足りるかなどの不安を持ちつつも、「仕事は生活の糧であると同時に生きがいの一つでもある」 など、収入目的以外の仕事への前向きなおもいが聞かれました。働く60代男性たちにとって「働く」ことは、経済的な理由にとどまらず、健康の助けや生きがいとなるなど、今後の人生をより良く生きるための手段の一つとなっているように見受けられます。●仕事は自分のペースで、家族との時間も自分の時間も大切にしていきたい 働く60代男性たちの理想の働き方は「自分のペースで」が5~6割と高く、「今までの経験やスキルを活かす」が続きます。また、彼らが現在大切にしていることは、「配偶者と過ごす時間」が最も高く、続いて「趣味・友人」「ひとりで過ごす時間」が挙げられました。 訪問インタビューからは、 60代男性たちは、50代までとは働き方や時間の使い方が変わったことで、「家族」や「自分」に向き合う時間を持てるようになり、これからはその時間を楽しみたいという意見が多く聞かれました。家族や自分のこれからの人生を大切にしたいからこそ、健康の重要性も感じていました。また、身だしなみや外見についても「人と会う時にはきれいにしておきたい」、「若々しく見られたい」「老けて見られたくない」といった、年齢を重ねたがゆえの意識・気配りが見受けられました。 働く60代男性たちのおもいを追っていくと、「働く」ことは目的ではなく、これからをより良く生きていくための手段の一つとなっていることがわかりました。自分が60代になった時、何を生きがいとし、家族や人とどうつながっていたいか、自分の時間をどう使いたいかを、描いておくことが大切だということが彼らの姿から感じられました。人生100年時代が近づきつつある今、「働く」ことも「働かない」ことも含めて、先を見据えて、今後をどう生きていくかが、長い人生をよりこころ豊かに生きていくために大事なようです。 【調査概要】「働く実態・働く意識・健康意識と行動・生活価値観」◎2017年9月/インターネット調査/1都3県(埼玉・千葉・神奈川)在住55~74歳男性/1,600人「シニア男性の働く実態とおもい、暮らしへのおもい」◎2017年3月/家庭訪問インタビュー/1都3県(埼玉・千葉・神奈川)在住60代有職男性/3人◎2017年6月/家庭訪問インタビュー/1都3県(埼玉・千葉・神奈川)在住60代有職男性/12人詳しくは以下URLをご確認ください。▶ くらしの研究「くらしの現場レポート」www.kao.co.jp/lifei/life/report-48/?cid=lifei_prtimes20181107awww.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/48.pdf(2018年11月掲載)■予防医学研究者に聞いた「人生100年時代、これまでの生き方と何が違うのか?」「人がよりよく生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行っている予防医学研究者の石川善樹さんへのインタビュー記事も紹介しています。60代はまだ人生の折り返し地点を少し過ぎたあたり。これから何十年も続く人生をより豊かに生きるために必要なこととは?▶ くらしの研究「達人コラム」 www.kao.co.jp/lifei/life/column-47/?cid=lifei_prtimes181107b※1 花王株式会社「生活者研究センター」 www.kao.co.jp/lifei/about/?cid=lifei_prtimes181107c「生活者研究センター」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者ひとりひとりの暮らしを見つめた生活者研究を行っています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。花王「くらしの研究」 www.kao.co.jp/lifei/?cid=lifei_prtimes181107d企業プレスリリース詳細へPRTIMESトップへ

情報提供元:PRTIMES本リリースの掲載元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000800.000009276.html

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